エクアドル Loja州 Juan Peña 嫌気性発酵プロセス Anaerobic 浅煎り
〈カッピングノート〉
焙煎:浅煎り(ミディアムロースト)
フレーバーの強さ:★★★★★
フレーバーの複雑性:★★★★★
ボディの強さ:★★★★☆
甘みの強さ:★★★★★
酸味の強さ:★★★★★
アロマ(豆の香り):ラズベリー、ココア、レーズン
フレイバー(飲んだときの香り):ラズベリー、レモン、チョコレート、レーズン、アーモンド
フルーティーで非常に複雑なアロマ、フレーバの奥行きのあるコーヒー。浅煎りで強めの酸味ながら口当たりは柔らかく飲みやすい。また浅煎りながらしっかりとしたボディと甘みが感じられチョコレートのニュアンスもある。
*コメント
近年盛んに行われている嫌気発酵プロセスのなかでも、特に素晴らしい味わいを楽しめる一品。当店で初めて販売する嫌気性発酵となります。まだまだ発展途上の技術なので、クオリティーが大したことない割に価格が割高という印象が強かったのですが、こちらのコーヒーは素晴らしい品質で、かつ価格もお手頃な掘り出し物といえると思います。(嫌気性発酵については生産情報をご参照ください)
〈生産情報〉
生産者:Juan Peña
生産地: Loja州
標高:1900-2100m
品種:ティピカ
プロセス:ウォッシュド 嫌気性発酵 アフリカンベッド
土壌:火山性土壌
エクアドルはコーヒーの産地として真っ先に思い浮かぶ国ではないかもしれません。比較的経済が発展しているこの国では労働コストが高く、グローバル市場での存在感は大きなものではないでしょう。しかしよりクオリティーを追求したスペシャリティーを生み出すことにより、少しずつ存在感を増しているのも確かです。
28エーカーの農園を運営するJuan Peña 氏は農業の学位を持ち、熱心な研究を続け、高品質のスペシャリティーコーヒーの生産に取り組んできました。 このコーヒーはその成果のひとつであり、嫌気性発酵によりつくられたものです。嫌気性発酵とはコーヒー豆を酸素に触れずに発酵させる技術で、これにより発酵菌の活動を活発化させ、香りを強め複雑化することができます。コーヒー豆は収穫され、果肉を剥かれたあと、温度の保たれたポリタンクに100時間入れられ発酵させます。その後あげ床のアフリカンベッドで乾燥され、脱穀されたのち各国に出荷されています。
〈こだわりの焙煎〉
・手間を掛けた丁寧な焙煎
フジローヤル半熱風式の5kg釜で丁寧に温度管理されたコーヒーを販売しています。豆の焙煎の前半でしっかり熱(カロリー)を入れることで香りとコクを引き出し、後半の温度・排気調整で豆の持ち味に合わせた細かい微調整を行います。このように手間ひまをかけ焙煎することで、香り、酸味、コク、苦味などコーヒーの様々な要素を引き出していきます。
・焙煎したてをお届け
コーヒーは焙煎後、時間が経つに連れ酸化が進み、香り・風味が薄れてしまいます。当店ではご注文量に合わせ、発送直前にコーヒーを焙煎してお届けしています。焙煎から間もないコーヒーだけが持つ、特別な香りと味わいをお確かめください。
〈品質についての詳細〉
コーヒーの品質や焙煎、フェアトレード、有機栽培に関するより詳しい説明はこちらを御覧ください。
コーヒーへのこだわり
〈挽き方の選択〉
極細挽き:エスプレッソに使用する場合のみ。
中細挽き:ペーパードリップ(メリタ式・ハリオ式)、サイフォンにおすすめ。
中挽き:ペーパードリップ(カリタ式・ハリオ式)、ネルドリップ、フレンチプレスにおすすめ。
粗挽き:ペーパードリップ・ネルドリップなどでよりクリアな味わいを求める場合。
豆のままでご購入されたほうが、長期間鮮度を保つことができます。
挽き方が粗くなるほど抽出に必要なコーヒー粉の量は多くなります。
おいしいコーヒーの入れ方、適した挽き方についてはこちらをご参照ください。
おいしいコーヒーの入れ方
〈配送方法〉
宅配便:ご購入画面で配送日をご確認いただけます。日時指定も可能です。
ネコポス:ポスト投函になります。配送料は200円です。注文日の当日/翌日営業日発送。発送日の翌日着予定。北海道、九州、沖縄は翌々日着予定。